2005-01-01から1年間の記事一覧

倫理と言う得体の知れないものと自由について

旅日記を書く上で迷っていたのは、ドラッグ云々についてである。本当ならばこれから旅をする(私の様にドラッグに興味の欠片もない)人のために、例えばフローレスやカンクン等での「被害」状況を詳述しようかと思ったが、それは逆にドラッグに対しある程度…

ルーティーンから離れ、ルーティーンへと収束する

旅立つ前の興奮を、一連の旅日記を書きながらありありと思い出すことができた。日常から得る沢山のもの、という話を以前書いた様な気がするが、しかし文字通り「日常から離れる」ことが孕む表現しようがない魅力というものの存在は、多くの人が認めるところ…

ベラクルスと旅の終わり

ベラクルスへと向かうバスの中で考えていたのは、旅の終着点をどこにするかということだった。当初はベラクルスの後に、メキシコシティ近郊のプエブラかタスコのどちらかに寄るつもりだった。しかし、家から(と言うのも、メキシコシティにある南バスターミ…

カンペチェ、そして終着点に向かって

20日、一週間近くもお世話になった知人宅を出て、カンペチェへと向かう。この時には体調も完全に回復していた。バスの中では旅立つ前に買ったDiego Torresの"MTV UNPLUGGED"を聞きながら*1、南国の風景に見入っていた。 カンペチェに着き、ソカロに面するホ…

「メリダ最高!」

15日の夕方、チチェンを見た後メリダに到着した。メリダでは知人の家に厄介になることになっていたため、またその他にも数人の知人がいるために、当初から数日間ゆっくりしていこうと考えていた。旅の予定が大幅に削られたため、のんびりする時間も十分過ぎ…

チチェン・イツァー

翌15日は朝から待望のニュースが舞い込んできた。姪が無事に誕生したとのこと。早朝にも関わらず例のボーダ○ォンの携帯を駆使し両親や従妹と喜びを分かち合う(注:この件については話し出すと、早速写メールを送ってもらってそれを壁紙に登録した程のバカ叔…

トゥルム&カンクン、カリブ海とのお別れ

チェトゥマルのターミナルに着いた時にはもう正午を回っていたのだが、チェトゥマル〜トゥルム間はバスが豊富で、難なくチケットを入手できた。出発の時間まで時間があったので、パン・ビンボ(メキシコ最大のパン会社)のマフィンを買い、久し振りに頬張る*…

メキシコ再入国時のあれこれ

カリブ海から吹き寄せる潮風に後ろ髪を引かれながら、12日の朝にベリーズを発った。ベリーズからメキシコ側の国境の街であるチェトゥマルまでは、ベリーズシティの船着場とバスターミナルの二箇所からバスが出ている。ホテルからの道を考えると船着場の方が…

カレーとカリブ海と中華とアイスティー(笑)のベリーズ

ベリーズに入国し、まず初めに目指したのはサン・イグナシオという中西部の街である。ハッキリ言って特に見所もないこの街に滞在したのは、この街にバックパッカーに人気の美味しいスリランカカレーの店があるからだ笑。フローレスで美味いものにありつけな…

ティカルに佇む

明くる8日、早朝5時にホテルを出発し、tikal(ティカル遺跡)へと向かった。件のイタリア人カップルや一緒に国境を越えたノルウェー人も一緒で、眠い眠いと愚痴りながら結局皆すぐに眠り始め笑、あっと言う間にティカルへと到着した。 この旅では色々な遺跡…

グリンゴテナンゴことフローレス

とは言え折角楽しみにしていたグアテマラ、気を取り直さなければとホテルを数件回り、良さそうなところに決める。換金や次の日のティカル遺跡へのチケットを手配し、一息ついたところでホテルに戻り例の如くビールに舌鼓を打つ。が、この時飲んだXXX(triple…

最悪だったグアテマラ入国時のエピソード

2月7日の早朝、パレンケのホテルから出ているツアーで国境を越え、グアテマラのフローレスへと向かった。そしてこのパレンケからのツアー及びフローレス滞在が、この旅で最悪の思い出となった。 事の発端はメキシコ側のイミグレーション(出国審査所)で起き…

太陽と埃とピラミッドの街、パレンケ

5日の早朝にサンクリを出て、同じチアパス州のパレンケへと向かった。サンクリ〜パレンケ間は賊が出るので有名らしく、夜間の移動は避けた方が良いと言われている。そのため昼間でも何かあるかもしれないと不安だったが、幸い大きな事件に巻き込まれることは…

サンクリストバル・デ・ラス・カサスにて

サンクリに着いたのも朝だった。ホテルは中心街のホステルが見つからず(その辺りは「地球の迷い方」(「地球の歩き方」の別称(蔑称?))の為せる業だろう笑)、外れにある某日本人宿に一度決めるも、次の日のバスの時間(朝の七時!)の関係で、後にター…

旅の出発点、オアハカ

2月1日、夜11時発の夜行バスで向かったのは、オアハカという、今回の旅最初の街だった。オアハカはメキシコシティからバスで六時間程の距離の、コロニアル情緒溢れる南部高原都市である。2日の早朝、まだ日も昇らない頃に到着し、辺りが見回せる程の明るさに…

パッキング&訂正

今日からここ最近の話題の中心であった旅行に行ってくる。昼にパッキングも終え、十一時発のバスのチケットを先程買ってきた(現在七時を回った頃)。あとは時が過ぎるのを待つばかりとなった。 バックパックはカリマーのもので、たしか最大容量が90リットル…

People around me

長かったCOLMEXの前期セメスターも本日で終了し、正規の学生達がテストで苦しむのを尻目に私達はしばし自由の身となった笑。最近しつこく書いている様に2月は旅行に出るのだが、プレゼンが終わり旅行の話が具体性を帯びてくるとあまり他の事が手につかなくな…

場数

ステイ先の近くにある眼科専門の病院はかなり有名らしく、学生や医師が国内外から多く訪れるそうだ。隣の部屋に住むガヴィもベネズエラからの留学生だし、コロンビアやアルゼンチン等のラテンアメリカ諸国を始め、ヨーロッパ等からも遥々海を越えて学びに来…

心ここにあらず

COLMEXの今セメスターも残すところあと僅かとなった。テストを受ける必要はなく、最低限の責務として自ら課したプレゼンも終わり、また風邪もすっかりよくなり(鼻水がまだ少し出るくらい)、ホッと一息というカンジである。いや、一息どころじゃなく、だい…

入院

新年早々本格化していた風邪はプレゼンが近づくにつれ回復していっている様に思えたのだが、どうやらそうでもなかった。プレゼンの翌日は何ともなかったのだが、明くる日曜日はベッドから起きるのも辛い程の体調だった。 何とか這い上がり、りんごジュース口…

プレゼンを終えて

先週の金曜(7日)に、colmexでの前期の課題であったプレゼンが終わった。 プレゼンのテーマはインフォーマルセクターについてであったが、当初のプランよりも大幅にスケールダウンしたもので、自分としても当初からあまり納得のいかないものではあった。簡…

謹賀新年

2005年の幕が明けた。 年越しの瞬間が忘年会から帰宅するために乗ったタクシーの中だったのはちょっと物悲しい。近くでお祭り騒ぎが繰り広げられていた様だが、疲れていたのと風邪気味だったためにその後は家で静かに過ごした。忘年会は、トロやらタイやら納…