旅日記・2007年メキシコ旅行編8:a la playa


翌日は大学には行かず、朝から乗り方を覚えたメトロブスを使ってソナロサへ。日本にいる時にネットで探してたReikのSecuenciaやManaのMtv Unpluggedを買い、旅行用にチェックを現金化し、小さなカフェでくつろぎました。シティでまったりできるのはこの日が最後だったのですが、留学時はそれほど好きではなかったソナロサも久々に来ると悪くはないな、と思えました。レフォルマ通りでセグウェイ試乗会?をしてて、それに参加できなかったのが心残りですが笑。


昼過ぎに最後まで嫌なカンジな使用人にしぶしぶタクシーを頼み、ホテルを出て数日前に尋ねた友人宅(=二軒目の大家宅)へ。初めからここにお世話になっても良かったのですが、行動計画が定まっていなかったりしたので何となく迷惑をかけそうな気がして、遠慮していました。でも遠慮するなというご好意に甘え、旅行に出発するこの日はスーツケースをこの友人宅に置かせてもらい、旅行から戻ってくる帰国前日もそのまま朝まで泊めてもらう、という図々しいお願いをしました。


友人宅へ着き、コーラを一杯いただき、さぁ旅行に出かけようかな、と思った時、友人のお母さんが「これを持っていきなさい」と言ってトルタとリンゴと水を渡してくれました。実家を出てからもらったことのない、久々の「お弁当」です。友人宅からバスターミナル行きのバスが出てる通りまでの道すがら、口数が少なかったのは嬉しくてまた涙腺が崩壊しそうになっていたからです。


ターミナルに着き、一番早いタスコ行きのバスのチケットを買い、さっきもらったトルタを食べました。留学中も今回の旅でも、嫌なことは結構あってちょっとヘコんだりもしましたが、やはりこういう人の温もりに触れると生きる活力がみなぎってきます。バスの中で食べろと言われたお弁当は、バスに乗る前に食べ終えてしまいました。


タスコまではEstrella Blancaグループのバスで行きました(名前失念)。競合会社が多い所はやはり競争があるためか、そこそこのサービスが付いてきて良いですね。最後に乗ったEstrella de oroも良かったです。


タスコは、言わばトランジットの様な気持ちで訪れました。本来の目的地はアカプルコだったのですが、時間のことなどを考えて、一晩タスコに泊まってから行くことにしました。なので、正直あまり期待していなかったのですが笑、コロニアルな雰囲気が街の至る所から出てるタスコは中々良かったです。半日しか居れなかったので全然見て回れなかったのですが、今度はゆっくり滞在したいなぁと思わせる街でした。


翌日の早朝は豪雨が屋根を叩く音で目が覚めました。バスの時間が早かったのでちょうど良かったのですが、起きてシャワーを浴びようと思ったら一向にお湯が出てこない…。タスコのあるゲレーロ州はメキシコの中でも貧しい州の一つなので、こういうインフラの状況はあまり良くないのかもしれません(推測ですが)。仕方がないのでシャワーをあきらめ、ターミナルでマルチャン(メキシコで一番有名なカップヌードル)を食べて体を温め、当初の目的地であるアカプルコへと向かいました。