Book Batonが回ってきた


いつも色々とお世話になっている(と勝手に思わせていただいてる笑)チリ発のブログ・「ちりぢり草」(ラウタ朗さん)からBook Batonが回ってきた。これはトラバで回していくものだと思っていたが、別にそうじゃなくともいいようだ。一応、「回された」という証拠はこちら笑。


と、いうことで、初のバトン系に浮かれながらも回答してみる。


1.持っている本の冊数


把握しきれていない。多分150冊か200冊くらい?小さい頃に買って、今では兄に占有されている漫画とかも合わせればもっといくかもしれない。


2.今読みかけの本


ここ最近は研究関係のものしか読んでないので、何ともお堅いリストだけど…。


・"Ciudad de Me'xico, heteroge'nea y desigual" por Mari'a Edith Pacheco Gome'z Mun~os

お勉強用。メキシコシティ労働市場とかインフォーマルセクターとか。

・"La globalizacio'n desde abajo: Transnacionalismo inmigrante y desarrollo" por Alejandro Portes etc

同じくお勉強用。メキシコ・中米からアメリカへの移民が与える影響とかグローバリゼーションとかトランスナショナリズムとか。

・『現代倫理学の冒険』(川本隆史

現代正義論とかに興味が湧いてきた今日この頃。

・『開発の政治経済学』(絵所秀紀

訳あって再読中。やはり開発経済学史はこれ一冊で大体カバーできるし、良書。

開発の政治経済学

開発の政治経済学


3.最後に買った本(既読、未読問わず)


スペイン語の本を何冊か。学割が効くうちに買っておこうという魂胆で大学出版の本を何冊か買った。日本語の本は、自分で選んで買ったのは半年前にアマゾンで買ったものが最後(どれを買ったのかは忘れてしまった…)。一時帰国した友人諸氏に買ってきてもらったものは、文庫で出た村上春樹海辺のカフカ』の上下巻(既読)、ポール・クルーグマン『嘘つき大統領のデタラメ経済』(半分まで読んだ)、同じくクルーグマン『嘘つき大統領のアブない最終目標』(未読)、の四冊。

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

海辺のカフカ (下) (新潮文庫)

海辺のカフカ (下) (新潮文庫)

嘘つき大統領のデタラメ経済

嘘つき大統領のデタラメ経済

嘘つき大統領のアブない最終目標

嘘つき大統領のアブない最終目標


4.特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊(まで)


・『寝ながら学べる構造主義』(内田樹

内田樹氏を知るキッカケとなった本。このタイトルはありなのか?と思い、半信半疑で読み進めていったのだが、とても面白かった。内田氏の「芸風」は、好き嫌いが分かれるところではあるが、私には「ツボ」である。内田氏はこの本以外にも、『ためらいの倫理学』、『街場の現代思想』、『先生はえらい』等、面白い本を何冊も書いている。最近は凄いペースで本を出していて、とても全部は追いきれないのだが、これからも色々学ばせていただきたい、そう思える書き手の一人である。

寝ながら学べる構造主義 ((文春新書))

寝ながら学べる構造主義 ((文春新書))

・『ノルウェイの森(上・下)』(村上春樹

色々と精神的に参ってる時に読み、所々涙しつつも、「人生において大切な何か」について考えさせられた本。『風の歌を聴け』から『アフターダーク』まで、村上春樹の長編は大体読んだが、言ってることは殆ど一緒に思えるのは私だけだろうか。勿論それが悪いというわけではなく、新たな設定で新たな作品を読む度に、その一点について再び考えさせられる。

ノルウェイの森 (上) (講談社文庫)

ノルウェイの森 (上) (講談社文庫)

ノルウェイの森 (下) (講談社文庫)

ノルウェイの森 (下) (講談社文庫)

・『知識人とは何か』(エドワード・サイード

以前も何かで触れたと思うが、色々な悩みを吹き飛ばしてくれた本。完全に吹き飛ばしてくれたかと言えばそうでもないし、またサイードの知識人像を私自身が完全に把握しているかと言われると言葉に詰まるが、それでも色々なヒントをくれた一冊。

知識人とは何か (平凡社ライブラリー)

知識人とは何か (平凡社ライブラリー)

・『河童・或阿呆の一生』(芥川龍之介

高校時代、電車に乗りながら読んだ覚えがある一冊。特に「河童」と「歯車」が印象に残っている。芥川作品は代表作を何作か、という程度にしか読んでいないが、個人的には後期のものの方が著者の精神状態が如実に表れている様な気がして、引き込まれる。これと同じことは漫画『幽遊白書』にも言える笑。

河童・或阿呆の一生 (新潮文庫)

河童・或阿呆の一生 (新潮文庫)

・『いちご同盟』(三田誠広

これは中学の時の国語の教科書に載っていたお話。私の場合、中学・高校の国語(現国)の授業といえば「教科書の中で先生が話している部分を読んでいるふりをしながら違う話を読む」というのが常であったが笑(殆どの方々がそうなのでは?)、これも御多分に漏れず、春先に教科書で一部読み、秋口に授業で扱った時にはもう文庫で全部読んでいた。死・友情・恋・将来、という、思春期を扱う小説の王道ともいえるテーマ郡だが、当時は結構胸をときめかせながら読んでいた。終盤、主人公がピアノを弾いている時に母親が登場し、盗み聞くシーンは今でも覚えている。

いちご同盟 (集英社文庫)

いちご同盟 (集英社文庫)

番外編

・『スラムダンク』(井上雄彦、全31巻)

最近はめっきり漫画を読まなくなったが、でもこれは多分十回は通読している(はず)。細かい描写とかも結構覚えていて、思い出す度にスポーツをやっていた遠い昔が懐かしくなる、そんな漫画。元サッカー部なので、当然『キャプテン翼』(初代の方)、『オフサイド』、『Jドリーム』(これも初代の方)、『シュート』(義足のキーパーが出てくる辺りまで)等も読んだが、でもやっぱ井上雄彦だな、というカンジ。いや、最近同居人のYさんとスラムダンク談義になったんで、つい笑。

SLAM DUNK 1 (ジャンプコミックス)

SLAM DUNK 1 (ジャンプコミックス)

・『都立水商!』(室積 光)

受験期真っ只中(高校三年の二月)に母親から薦められた小説。「何だコリャ?」と思いながらもさくさく一日で読みきった覚えがあり、またいい気分転換にもなった。内容は多少刺激的だし無理やりなところもあるのだが笑、まぁたまにはこういう類のものもいい。タイトルを忘れていたのでアマゾンで検索したら、何と漫画化されているようである。が、そちらの方は多分読まないだろう笑。「宮台的」と括ってしまうのもいいが、多分そういうことよりも気軽に読むべき本なのだと思う。好き嫌いは別として。

都立水商(おみずしょう)!

都立水商(おみずしょう)!


以上。何だかいざやってみると結構恥ずかしい笑。それに選ぶのも難しい。


と、感想等もう少し書きたいところだが、色々と忙しいので(さっきまで書きものをしてて、現在夜中の二時半)これで切り上げることにする。次にバトンを回す人も、また後日(多分明日か明後日)。うー眠い…。


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(7月1日・追記)


と言うわけで、以下の方々にバトンを託したいと思います。


・「estacio'n de mau」の、id:maumuさん。留学前でお忙しいと思いますが、是非。
・「ニコ日記」の、id:gggkenさん。最近どうですか?近況も兼ねて、ヨロシクです。
「beyond the edge」の、sackさん。先輩のチョイスが気になります。お仕事でお忙しいとは思いますが、何卒宜しくお願いします。
「俺的メヒコ生活」の、nemoさん。お忙しそうですが、おヒマな時にでもお願いします。
・最後はmixi仲間のモルコさん。ご無沙汰してます。良かったら書いてくれー。ミクシィの日記の方にコメント残しておくんで、お願いします。


勿論強制ではないので、「嫌だ」「面倒だ」「主義に反する」という方々は、止めてもらって構いません。ここは一つ、「いいとも」精神で、是非笑。何かとパソコン仕事が溜まってきて、引きこもりがちなメキシコより。