noche vieja

住めば都なDF(多分)



2004年も残すところ今日一日となった。


人生初の海外生活を始めた年となった2004年だが、思い返してみると本当に色々なことがあった。幕開けは「荒れる成人式」のリアル体験である。大学ではゼミが始まり、半年間だけではあったが有意義(且つ大変)な日々を過ごせた。メキシコに来てからも、COLMEXでの諸々やステイ先の家族との交流、ガエル&ディエゴとの遭遇、年末の苦行(そしてこれは明日をもって「年始の苦行」になる笑)等、例年になく日々を楽しめたのではないかと思う。


2005年を迎える準備はそれ程できていない。目標というか、チャレンジしたいことは山ほどある。学的なことで言えば、経済学と社会学の素養が著しく欠けているので、スペイン語力の向上、外国語文献とのもっと上手な付き合い方の模索等色々とやることはまだあるが、その合間にでも知識の補充に努めたいと思う。プライベートでは、基本的なことをもう少ししっかりとやらなければならない、と思っている。「早寝早起き、快食快眠」をスローガンに挙げても意味のないことは21年間の人生で既に学んだが笑、それでもそれに近しい生活を送れたら、と思う。


メキシコに来てからのこの四ヶ月間は、それなりに学びそれなりに遊ぶという、中々バランスの良い日々だった。しかし残りの日々はその力点の置き方が少しだけ変わるだろう。一月はプレゼン後、フィールドの計画書なるものを一応作り、COLMEXの先生にチェックしていただき、旅から帰ってきてからはそれに則って調査(と呼ぶにはおこがましいが)を始める予定でいる。取る授業も増やすつもりでいるし、文献収集にも本腰を入れようと思っている。日本に帰ってからのこともぼちぼちと考え出さなければならない。今後の進路についてのビジョンも、もう少しクリアにしなければならない。それと、叔父になる心積もりも。他人の子でさえ可愛いのだから、血の繋がった甥・姪にはトコトン甘くなってしまいそうなので笑、これはこれで重要ではないかと思う、って文脈上全く関係ない話である(この辺りはダメ叔父ぶりの予兆かと思っている笑)。


そう、明日になればもう2005年、日本に帰り以前の様な生活に戻る年になる。家族との電話で父がそう言ったので、急に何だか「2005年」が持つ重みが増した気がする。寂しがり屋の父らしい発想だとは思ったが、その通り、私は来年日本に帰るのである。


残された時間の中で何ができて、何ができないのかは分からないが、迷いながら悩みながら、歩んで行こうと思う。醜態以外の何物でもないとは思うが、その様をこの場を通じて見守ってくださる方が僅かであってもいらっしゃるのならば、それ以上幸せなことはないと思っている。


それではみなさん良いお年を。