死者の日の思い出―その一

ofrenda



10月30日から11月2日までの四連休後半の目玉は何と言っても死者の日である*1


11月1日はまず、前日セニョーラに勧められた、xochimilco(ソチミルコ)の方にあるMuseo Dolores Olmedo Patin~o(ドローレス・オルメド・パティーニョ美術館)へと足を運んだ。この美術館は富豪ドローレス夫人の私邸を一般に公開しているもので、フリーダ・カーロ等メキシコが生んだ名だたる画家達の作品が楽しめる。死者の日と言えば壮大なofrenda(オフレンダ、祭壇)だが、この美術館でも趣向を凝らしたofrendaを展示していた。


動物達が戯れる程の広大な庭もあるこの美術館は全体的に綺麗で、奥にあるカフェでは簡単な(しかし味は中々の)昼食も取れ、更に学割まで効く。しかし、死者の日ということもあり、人数制限がある、絵画展示場の前には長蛇の列ができていた。一人で行ったので他人に気を使う必要もなく、普段なら並んでいただろうが、この日はこの後に約束があったため、渋々諦めることにした。とは言え、家から然程遠くないのでまた行こうと思えばすぐ行けるし、美術館全体の閑静さやカフェの雰囲気の良さが結構気に入った(何を隠そう私はカフェ好きなのである)ので、そのうちまた行くことになるだろう。

*1:祝祭日の扱いについては前回の注参照