勇み足


COLMEXが始まってから三週間が経ち、当初と比べてだいぶ落ち着いてきた。クラスの皆とも相変わらずそこそこ上手くやっている。講義にも慣れてきた。遅くまで図書館で粘ることも増えてきた。


日本にいる時よりも大学関係での充実度は数段高いといえる。大学に関する大きな不満等は今の所はない。充実という言葉を使ってもいいだろう。


しかし、何だか体が重い。疲れもたまる。


だからといって、刻一刻と過ぎ行く時間、一年間という有限な時間、その中で足踏みばかりもしてられない。これまでに十分足踏みはした。今はもう、前に進む時だ。進むしかないのだ。


こんなことを自らに言い聞かせて過ごした一週間であったが、言い聞かせれば言い聞かせる程「生産性」は下がるばかりだった。そしてまた言い聞かせる。悪循環の始まりである。