お役所トラブル・イン・メキシコ


24日にCOLMEXに赴いたのだが、ここでちょっとしたトラブルに見舞われた。大学側に受け入れの知らせが来てないとのことである。それも、私(と他のお二方)が行く学部にだけ。これは明らかにCONACYTのミスである。そのため、学生証を発行する手続き等が取れず、以後のことは追って連絡する、とのこと。全く、と思うが、文句の一つもスペイン語では(まだ)言えない。


このCONACYTという機関は中々曲者である。受け入れ先に関しても、初めはCOLMEXのEconomi'a(経済学研究所)だったはずが、こっちに来てから渡された書類にはCentro de Estudios Internacionales(国際学部)と記されてあった(同様に、当初は国際学部で通っていた方が社会学研究所になってたそうだ)。


また奨学金に関しても、今日までに八月分と着後手当て(奨学金一月分)が振り込まれるはずが一月分にも満たない額しか振り込まれてなかった。まだ他の人の状況が確認できていないので何とも言えないが、これは由々しき事態である(家賃・敷金などで皆さんご入用なはずなので)。


聞いた話によると、本プログラムには所謂日本の「官僚」の方々も参加しておられるので、トラブルは信用問題につながる(「官僚」の方々を通じて政府間での「問題」になるらしい)ため殆どないそうだ(あくまでメキシコの水準で言った「殆ど」だが)。しかし、のっけからこの調子だと、怒りを通り越して笑えてくる。


受け入れ先に関しては怪我の功名かもしれない。と言うのも、COLMEXは普通の大学ではなく日本で言う大学院大学に当たるため、学部は国際学部しかなく他は全て研究所扱いになる。今のままのスペイン語力では院レベルの議論は到底無理なので、まずは学部から始めるのが妥当だろう(後から変えるのも交渉次第では可能とのこと)。