Sra. Alicia Lope's


そして昨日からホームステイが始まった。


私の部屋には個人用のトイレとシャワーが付いていて、ベッドはセミダブル位、テレビ・机・クローゼット付き。洗濯機・台所は共同でいつでも使用可、食材用に冷蔵庫の一段と小さめの棚一つ、と中々(メキシコでは)恵まれた環境である。インターネットも部屋でできる(らしいがまだどうなるか分からない)。これで光熱費等全て入れて4000ペソ(生活費として支給される奨学金は約7800ペソなので、その半分以上に及ぶ)。周りの方々と比べるとちょっと高いが、結構な豪邸なので仕方がないといえば仕方がない。メトロ(地下鉄)の駅からは結構遠く交通の便は良くはないが、聞いたところ大学までは近くの大通りからカミオン(大き目のバス)一本で行けるらしい。夜遊びをするにはあまり良い環境ではないが、勉強に腰を据えるには中々の環境だろう。もっとも今の状況では夜遊びする元気はない泣。周辺のことも良く分かってないので、いずれにしろ夜遊びは当分控えたほうがいいだろう。


この家には家主であるSra. Alicia Lope'sとその娘、孫、ベネズエラ人の眼科医の女性とコロンビア人の眼科医一家三人(夫婦と赤ちゃん)が暮らしている。また同じ敷地内には庭で繋がった家が他に二軒あり、そこには大家さんの姉妹が外国人の学生と共に暮らしている。そのぐらい大きな家なのである。


色々な人が一つ屋根の下に暮らしているのもこの家を選んだ理由である。こっちでは一応COLMEXに通うことになっているが、授業についていく自信はあまりないため、当初はCEPE(Centro de Ensen~anza para Extranjerosの略で、UNAM(メキシコ国立自治大学)付属の外国人向けのスペイン語学校)にも同時に通うことを考えていたが、学費として支給される奨学金の上限(7000ペソ)の関係でそれは叶わなかった。故にその埋め合わせという意味合いもある。語学力向上のためにも大家族はもってこいである。


まだ二日しか暮らしてないが、この家の人は総じて皆善い人である。大家さんは親切で、色々なことを教えてくれるし、コロンビア人一家の赤ちゃん(カタリーナ)はとてつもなく可愛い。私の拙いスペイン語を皆理解しようとしてくれているし、分からないことは教えてくれる。皆が程よく陽気で、音楽を大音量でかけて歌ったり冗談を言ったり、と笑みが絶えない。


この家にステイできて良かった、一年後にそう思えていたら幸いである。