説明会@外務省


出発まで20日を切ったところでやっと留学参加者全体の説明会があった。それに出席するため、昨日はるばる霞ヶ関は外務省に赴く。


プログラムの仕組をあまり理解していなかったのだが、学生だけではなく社会人の方も多数参加されているようだ。目を丸くしてしまう様な省庁にお勤めの方々もおられ、緊張もしたが同時に頼り所を見つけた気分になった。学生の皆さんの中では何人か同じ大学に行く方がいて、これもまた心強い。


待遇がそれなりのもののせいか、これまでの事前サポートはあまり良いとも言えない、と思っていたが、昨日は下宿や現地の裏事情が載った資料をごっそりと頂けた。「生の声」を集めたものなのでとてもためになる。


二時間ばかりの説明会の後は、場を近くのイタリアンレストランに移して懇親会の様なものがあった。一人暮らしを始めてからはそれなりに社交力・社会力がついたと勝手に思い込んでいたが、やはり社会人の方々のそれは格段に上をいっている。「場を創る」ことができる力は年齢に比例するのかもしれない。それにしても普段の生活では聞くことのできない話を多々聞くことができた。是非これからの一年間でもっと色々な話を聞かせていただきたい、と切に思う。


留学を通じて得ることができるだろうと予期していたものは全て自分というファクターに深く依存していたものだった。しかし昨日の様に、一緒にメキシコに行かれる方々からも多くのものを得ることができる。考えていたよりもこの留学はよりよいものになるかもしれない。こういうカタチで予想が裏切られるのは何とも嬉しいものだ。


一年後、私の予期はどこまでがその通りで、どこまで裏切られているのだろうか。もっともこの留学記はその記録のためにある。