現実感


今になってとりかかっている様な準備ではなく、もっと本質的な意味での準備を考えてみても、同様に十分とは言えない。留学の試験を受けるにあたって、推薦状を書いていただき、また様々な助言をくださった先生には、出発の前にスペイン語能力の向上を何よりもまず図らなければならないと言われていた。しかし日々の生活に追われてそこまで手が回らなかった。故意に忠告を無視したわけではなく、忙しすぎた(自分で言うのも何だが、本当に忙しい、あっという間の半年だった)ためのことだったが、何だか申し訳ない気持ちで一杯である。


開き直るわけではないが、過ぎたことをとやかく言っても仕方がない。受け入れ先の大学も第一希望だったCOLMEXに決まり、希薄だった現実感も徐々に湧いてきた。今は前に進むことだけを考えたい。