反省


部屋の壁に穴を開けてしまいました。賃貸物件なので絶対やってはいけないことですが、開けてしまいました。すぐに管理会社に連絡し、修理業者の方にも来てもらったのですが、PCデスクのすぐ隣の穴を見る度に己の未熟さに呆れてしまいます。


何故こんなことになったのかというと、細かなことが積み重なったからなんですよね。中でも大きなストレスの元だったのは、生後二ヶ月の甥の手術(先天性内反足)と、ゼミの卒論発表会。前者は、甥本人にも家族にも何もしてあげられない自分の不甲斐無さ、後者は口先だけで何も考えてない発案者の同期の子に対する憤り、と、ストレスの中身はちょっと違うんですけど。


以下、後者、つまりゼミの卒論発表会に関する個人的なグチ。


何と言うか、ゼミの卒論発表会って、自分だけが発表するわけではなく全員が関わるものですよね。しかも発案した子が、「アカデミック」だとか「研究会」だとか、そういう賢そうな雰囲気に過度の憧れがあるのか、「オーディエンス」を入れて「コメンテーター」を付けて、と、大仰なものに仕立て上げちゃって、その夢物語を実行するための努力はいつまでたってもしない。そういう状況に業を煮やし、発案者だけじゃなくその他のメンバーも準備のピッチを上げる様に催促したんですが、それでも「発表にはパワーポイントを使って〜」とか言うだけで、肝心の卒論を送ったりという実は一番最初にやらなければならないことをいつまでもやらない。「コメンテーター」を付けるとか言い出した張本人なのに、です(コメントするにも肝心の卒論を読まなければできないですし)。


で、発表会の前々日になっても卒論が送られてこなかったので、「早く送って」と(何度目か分からない)催促をしたところ、「今日の夜までには…」との返信。A4で数十枚の卒論を一日ちょいで読み込んでコメント付けろってこと?流石に「いや、すぐ送れって」と言ったら早目に送られてきたんですが。


人間誰でも、自分をカッコ良く見せたり、賢く見せたり、努力の成果をアピールしたり、そういうことをしたくなるものです。が、そういうプロセスに他人が絡んでる以上、自分のことばかり考えてもいられないですよね。しかも周りが他人を気遣いつつ行動してる状況なら尚更だと思います。それなのに相変わらず好き勝手言うだけ言って全然行動しない、こういう自分勝手さにはホントうんざりです。しかもちょっとばかしお勉強して卒論を書いたせいか変な自負があるみたいで、更に手に負えない。院に進学するために試験受けたり色々準備してきた身としては、学部の卒論ごときで「アカデミック」とか抜かしてられないことなんて、すぐに分かることなんですけど(そういう「似非アカデミック人」を気取るよりももっと地道な研究を続けなければならないんですよ…)。


そんなやり取りのさなか、隣の部屋からいつもの如くアホみたいな重低音(R&Bっぽい音楽)が流れてきて、自分の中の何かが途切れ、壁に蹴りを入れてしまいました。。。その穴はこんなカンジです↓。。。



穴開けちゃった後、しでかしたことの重大さに気付いて落ち込み、マンションの管理会社に事情を説明し、また実家の両親に謝罪の電話をしました。23才にもなって両親に怒られるかもとか思ってたんですがw、逆に心配されちゃいました。何でも小さい頃からストレスを溜めやすい子供だったらしく(確かに何度か自家中毒になったことあるんですよね)、大人になって更にストレスを感じなければならないから実は心配してたんだ、と。不覚にも涙が出そうになりました。と同時に、重ね重ね自分の未熟さ、アホさ加減に嫌気がさしました。


一日経ち(穴開けたのは昨日)、色々と自分の中で消化したり、修理業者のおじさんとちょっと仲良くなってナイショで個人でできる応急処置の方法*1を教えてもらったりして、ちょっと楽になりました。ホント、この愚行を忘れずに、品行方正なオトナにならなければ、と、強く思っています。


以上、グチでした。書いてスッキリしました。たまにはブログをこういう風に使うのも良いのかもしれません。一番良いのは、ストレスを溜めずに平和に生きること、なんですけども。

*1:賃貸物件の場合、どうせ退去する際に原状回復しなければならないので、今修理しちゃうと割高になるみたいです。ただしうちの父親は穴の跡を見るのがストレスになるだろうし、費用は出すから修理しなさいと言ってくれてるんですが…。