ワードを開くと頭が痛くなる病

卒論の提出まであと40日あまり、未だに30%程度しか書けてないのでそろそろピッチをあげていきたいところなんですが、中々進みません。昨日今日とほぼ家にカンヅメ状態だったんですが、結局二枚くらいしか書けずじまい(←って、今日はもう書かない気マンマンですねw)。書くネタはある程度集まってるんですが。


もう何だか、ワードのあの白くチカチカした画面を見ていると、目の奥の方というか頭の中というか、そんな部分が痛くなってきます。まぁ、言い訳でしかないんですがw。

『ダーウィンの悪夢』をめぐって


こんな記事を発見しました。


「タンザニア大使が抗議!「ダーウィンの悪夢」アフリカのイメージ壊す」


この映画、去年の秋の山形の映画フェスティバルで上映されたんですが、その後にうちの大学の先生がこの人を招いて上映会&パネルディスカッションをしたんですよね。その時の講演録(と、これと関連したテーマの催しの講演録)は本になってたりします。うちの大学、この手の講演会は人があまり入らないんですがw、この時は立ち見が出るくらいの大盛況でした。自分も授業サボって見にいきました。


映画の内容はリンク先に書いてあるんで省略しますが、監督のイデオロギーが過剰に入り込んでいるようなドキュメンタリーとは違い、アフリカとグローバリゼーションの問題点を如実に描き出していて、結構面白かったことを覚えています(一年以上前のことなのでちょっと曖昧ですけど)。


言うまでも無くこの大使は経済的な利害を考えて抗議してるんでしょうけど、

「映画はうわさを事実に見せかけたもの。魚貿易は重要で成功しているビジネス。それがなければ、医薬品などが買えなくなってしまう。欧州では収益が減り、非常に困っている。日本の映画会社にはアフリカのよい面をもっと見せてほしい」


っていうのはどうなのかな、と。それとも経済云々ではなく、アフリカへ向かう輸送機に武器が積まれていたという事実の方が政府にとっては都合が悪いから抗議してるんでしょうか。改めて国際協力や途上国政府というものについて、色々と考えさせられます。


ちなみにこのザウパー監督、次回作は「アフリカで暗躍する中国」をテーマにするって言ってました。周知の通り中国は日本等からのODAを好ましくない用途で使ってたりするので、結構面白い作品になるのでは、なんて思ってるんですが。


公式HP:http://www.darwin-movie.jp/


グローバル化と奈落の夢

グローバル化と奈落の夢